「Live Music Capital of the World」を自称する街
テキサス州の州都オースティンは、「世界のライブミュージックの首都」を自称するほど音楽文化が根付いた街です。街中に個性的なライブハウスが点在し、毎年春には音楽・映画・テック業界の祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」が開催されます。テキサス州内では比較的リベラルな気風で知られ、大学都市らしい若々しい雰囲気とアウトドア好きなカルチャーが同居しているのが特徴です。
5つの定番スポットを巡る
オースティンはダウンタウンとその周辺に見どころがまとまっており、車移動を基本としつつ徒歩でも回れるエリアが多いのが魅力です。ここでは初めての訪問でも押さえておきたい定番の5スポットを紹介します。位置関係は下の模式図を参考にしてください。
① Texas State Capitol(テキサス州議事堂)
1888年完成のピンク花崗岩造りの州議事堂で、実はワシントンD.C.の連邦議会議事堂よりも高さがあることで知られています。内部は無料で見学でき、荘厳なロタンダ(円形広間)や州の歴史を伝える展示を見て回れます。周辺の芝生広場は市民の憩いの場としても親しまれています。
② Congress Avenue Bridge(コングレス・アベニュー橋)
橋の下に世界最大級の都市型コウモリの群れ(メキシコオヒキコウモリ、最大150万匹)が生息していることで有名な橋です。3月〜10月の日没前後になると、橋の上や川辺に集まった観光客が見守るなか、一斉に飛び立つ様子を観察できます。無料で楽しめる、オースティンらしい自然現象です。
③ South Congress(サウス・コングレス)
コングレス・アベニュー橋の南側に広がる、地元で「SoCo」と呼ばれる人気エリアです。ヴィンテージショップやブティック、フードトラックが並び、オースティンらしいインディーズなカルチャーを感じられます。街のあちこちに描かれたウォールアートも撮影スポットとして人気です。
④ Barton Springs Pool(バートン・スプリングス・プール)
ザイロン・パーク内にある、天然の湧き水を利用した巨大な屋外プールです。水温は年間を通じて約20℃前後と安定しており、テキサスの厳しい夏の暑さをしのぐ地元の人々の憩いの場になっています。芝生エリアも広く、ピクニック感覚で1日過ごす家族連れも多く見られます。
⑤ Rainey Street(レイニー・ストリート)
もともと住宅街だった一角の古い平屋住宅を改装し、それぞれが個性的なバーやレストランとして営業しているユニークな通りです。庭先にパティオ席を設けている店が多く、夜になるとライブ演奏を楽しみながら過ごす人々で賑わいます。
子連れでも楽しめる街
テキサス州立自然史博物館や子供向け科学館「Thinkery」など、雨の日でも楽しめる屋内施設が充実しています。バートン・スプリングス・プールの隣にある「Splash Pad」は水遊び用の浅いエリアがあり、小さな子供連れにも人気です。
- 夏場(6〜9月)は気温40℃近くまで上がることも。日中の屋外観光は水分補給を忘れずに
- SXSW開催期間(3月中旬)はホテル代が高騰しやすいので予約はお早めに
- ダウンタウンは比較的コンパクトだが、郊外への移動は車が基本。配車サービスも充実
- コウモリの群飛は日没直前がベストタイミング。橋の東側からの観察がおすすめ