バンフ国立公園はアメリカではなくカナダ・アルバータ州にある国立公園です。ただし、シアトルやデンバーなど北米西部に駐在する方にとっては足を延ばしやすい人気の旅行先のため、近隣国への「番外編」としてご紹介します。
アメリカからのアクセス方法
最寄りの空港はカルガリー国際空港(YYC)で、バンフの中心部までは車で約1時間30分です。シアトル、デンバー、シカゴなど北米主要都市から直行便が出ているため、アメリカ駐在中でも比較的アクセスしやすいのが魅力です。カナダへの入国となるため、アメリカのビザやグリーンカードとは別に、有効なパスポートを忘れずに持参してください。レンタカーで陸路国境(例:モンタナ州経由)を越える場合は、事前にレンタカー会社へ国境越えの可否を確認しておく必要があります。
効率よく回るなら日本語ガイドツアーも選択肢に
レイクルイーズやモレーン湖はマイカー規制、人気スポットは駐車場の混雑と、個人でのレンタカー移動には気を使う場面が多いのがバンフ観光の悩みどころです。そこでおすすめしたいのが、バンフ発の日本語ガイドツアー「TOLOCO Tours(トロコツアーズ)」です。
実際に利用してみて特によかったのが、一般車両では乗り入れできないエリアやツアー専用駐車場を使えること。混雑時でもポイントのすぐ近くまで送迎してもらえるため、子連れでも長い距離を歩かせずに済みました。ランチにはサンドイッチが用意されており、移動中も食事の心配がなかったのも助かった点です。全行程が日本語ガイド付きで進行するので、英語に不安があっても安心して参加できます。個人でのレンタカー移動と迷っている場合は、一度ツアー内容を比較してみる価値があります。
5つの絶景スポットを巡る
バンフ国立公園にはカナディアン・ロッキーを代表する絶景スポットが点在しています。ここでは初めての訪問でも押さえておきたい定番の5スポットを紹介します。位置関係は下の模式図を参考にしてください。
① Lake Louise(レイクルイーズ)
氷河から流れ込む水がターコイズブルーに輝く、バンフを象徴する湖です。湖畔に建つクラシックホテル「フェアモント・シャトー・レイクルイーズ」を背景に、カヌーを漕ぐ観光客の姿が絵になる定番の撮影スポットとして知られています。
夏季は非常に混雑し、駐車場が早朝(7〜8時頃)には満車になることも珍しくありません。ピークシーズンはパーク&ライドのシャトルバス利用が基本となるため、事前に公式サイトでシャトルの予約状況を確認しておくと安心です。
② Moraine Lake(モレーン湖)
かつてカナダの20ドル紙幣にも描かれていた「テン・ピークス(十峰谷)」を望む名所です。レイクルイーズよりもさらに鮮やかなブルーの湖面と、切り立った岩峰が織りなす景観は一見の価値があります。
近年は混雑緩和のため、マイカーでの乗り入れが規制されており、公式シャトルバスまたはツアーでのアクセスが基本となっています。訪問前に必ず最新のアクセス方法をParks Canada公式サイトで確認してください。
③ Sulphur Mountain Gondola(サルファー山ゴンドラ)
バンフ町の中心部から車ですぐの場所から出発するゴンドラで、約8分で標高2,281mのサルファー山山頂へ到着します。山頂の遊歩道からは、バンフの町並みとボウ・バレーを見渡す大パノラマが楽しめます。歩く区間が少なく、ベビーカーでも比較的アクセスしやすいのも家族連れに嬉しいポイントです。
④ Takakkaw Falls(タカカウ滝)
レイクルイーズからさらに車を走らせ、お隣のヨーホー国立公園(British Columbia州)に入った先にあるのがタカカウ滝です。落差254mはカナダでも屈指の高さで、氷河から流れ落ちる水しぶきが霧のように立ち込める大迫力の景観は一見の価値があります。滝つぼ近くまで遊歩道が整備されているため、間近でその迫力を体感できます。
バンフ国立公園そのものではありませんが、レイクルイーズ方面から日帰りで足を延ばせる距離にあるため、あわせて訪れる旅行者が多い定番スポットです。
⑤ Peyto Lake(ペイトー湖)
「世界一美しいハイウェイ」とも称されるアイスフィールド・パークウェイ沿いにある展望スポットです。ボウ・サミット展望台から少し歩くと視界が開け、オオカミの横顔のような形をした鮮やかなブルーの湖を見下ろせます。レイクルイーズやモレーン湖から足を延ばして訪れるのがおすすめです。
訪問シーズンとその他の注意点
湖のターコイズブルーが最も美しく見えるのは、雪解け水が流れ込む6月〜9月頃です。特に7〜8月がベストシーズンとされますが、その分観光客も最も多い時期になります。冬季(12月〜3月頃)は湖の多くが結氷し夏とは違った景観になりますが、スキー・スノーボードリゾートとして賑わうのもこの時期ならではの魅力です。
- カナダ入国にはパスポートが必須。アメリカのビザ・グリーンカードとは別物
- 公園内に入るにはParks Canadaの公園パス(Day Pass)が必要。ゲートやオンラインで購入可能
- モレーン湖は近年マイカー規制が続いており、シャトルバスまたはツアー利用が基本
- レイクルイーズも夏季は駐車場がすぐ満車になるため、早朝訪問かシャトル利用がおすすめ
- タカカウ滝は隣接するヨーホー国立公園(ブリティッシュコロンビア州)内。バンフ公園パスとは別に案内看板の指示を確認しておくと安心
- マイカー移動に不安がある場合は、TOLOCO Toursなど日本語ガイドツアーの利用も検討を
- 通貨はカナダドル。多くの場所でクレジットカードが利用可能