「建築の街」シカゴ
摩天楼発祥の地として知られるシカゴは、ミシガン湖畔に個性的な高層ビルが立ち並ぶ「建築の街」。中西部駐在の方はもちろん、乗り継ぎのついでに立ち寄る旅行先としても人気です。
シカゴ川建築クルーズ
シカゴ観光の定番は、シカゴ川からビル群を眺める建築クルーズです。ガイドが英語で解説しながら約90分かけて川を巡るツアーは、建築に詳しくなくても楽しめる内容になっています。子供向けの短縮版ツアーを催行している会社もあります。
ミレニアムパークとクラウドゲート(豆)
ダウンタウンの中心に広がる「ミレニアムパーク」は、無料で楽しめる都市型公園の代表格です。ステンレス製の巨大オブジェ「クラウドゲート」(愛称・豆)は歪んだ鏡面にスカイラインが映り込む人気の撮影スポットで、隣接する野外音楽堂「プリツカー・パビリオン」では夏場に無料コンサートが催されることもあります。
360シカゴの展望台で街を一望
ミシガン・アベニュー沿いにそびえる「875ノース・ミシガン・アベニュー」(旧ジョン・ハンコック・センター)の94階には、展望台「360シカゴ」があります。ガラス張りの展望フロアからはミシガン湖とダウンタウンの高層ビル群を360度見渡せ、天候が良ければ隣接するウィスコンシン州やミシガン州まで見えることもあります。
ミシガン湖クルーズ——都会のそばとは思えない透明度
シカゴ川の建築クルーズとあわせて楽しみたいのが、ミシガン湖に出るレイクツアーです。船が沖に出るにつれてダウンタウンの高層ビル群が一望でき、川からの眺めとはまた違ったスケール感の景色が広がります。
大都市のすぐそばにこれほど広く澄んだ湖があることに驚く方も多いはずです。冬は氷点下まで冷え込み、湖から吹きつける風が身を切るほど厳しいシカゴですが、夏のミシガン湖の美しさは「世界一」と言いたくなるほど。季節による表情の差が大きい街だからこそ、暖かい時期に一度は湖畔をゆっくり歩いてみてほしいです。
ネイビーピアのグルメと、花火が見えるホテルステイ
ミシガン湖に突き出た桟橋「ネイビーピア」は、観覧車やレストラン、ショップが集まるウォーターフロントの一大観光エリアです。夜になるとライトアップされ、湖畔の夜景スポットとしても人気があります。
桟橋沿いにはおしゃれなレストランが多く並び、夕食がてら散策するだけでも楽しめます。子連れ旅行なら、ネイビーピアの敷地内に建つ「セーブル・アット・ネイビーピア・シカゴ」に宿泊するのもおすすめです。夏場の花火開催日に宿泊すると、部屋の窓から花火を独り占めできることがあり、混雑する会場に並ばずに済むのは小さな子供連れには特にありがたいポイントでした。
フィールド自然史博物館で本物のT-レックス化石に会う
ミシガン湖畔のミュージアムキャンパスに位置する「フィールド自然史博物館」の目玉は、世界最大級の保存状態を誇るティラノサウルスの全身骨格「スー」です。全長12mを超える実物の化石が間近で見られる迫力は、恐竜好きの子供はもちろん大人も圧倒されます。
子供と楽しむシカゴ美術館
ミシガン・アベニュー沿いに建つ「シカゴ美術館」は、入口に鎮座するブロンズ製の獅子像がシンボルの名門美術館です。印象派コレクションの充実度は全米屈指で、子供向けの鑑賞ガイドやアクティビティキットも用意されているため、家族での訪問にもおすすめです。科学好きな子供には、ミュージアム・オブ・サイエンス・アンド・インダストリーの体験型展示も人気があります。
コーンのような駐車場「マリーナシティ」
シカゴ川沿いに立つ2棟の円筒形タワー「マリーナシティ」は、遠目にはとうもろこしのように見える独特のフォルムから「コーンコブ(トウモロコシの芯)ビル」の愛称で親しまれています。下層階はらせん状にスロープが続く駐車場になっており、上層階が住居という珍しい構造です。
実用一辺倒になりがちな駐車場をここまでデザインしてしまうのが、まさに「建築の街」シカゴらしいところ。建築クルーズでも必ず紹介される定番スポットです。
リグレー・フィールドで気軽にメジャーリーグ観戦
1914年開場、現役球場としてはメジャーリーグ2番目の歴史を誇る「リグレー・フィールド」は、シカゴ・カブスの本拠地です。ダウンタウンから電車で30分弱とアクセスも良く、観光の合間に立ち寄れる距離なのが嬉しいポイントです。
球場周辺の「リグレービル」にはバーやレストランも多く、試合のない日でも街歩きだけで十分に楽しめます。
- 湖畔は風が強いため、季節を問わず上着を持参すると安心
- 建築クルーズ・レイクツアーは日中〜夕方の便が特に人気で早めの予約がおすすめ
- 冬は氷点下まで冷え込む一方、6〜9月は湖の透明度が増しベストシーズンになる