駐在生活とコストコの相性が良い理由
アメリカでの駐在生活が始まると、多くの家庭がまず加入を検討するのがコストコ(Costco)です。日用品や食料品をまとめ買いできる倉庫型店舗で、家族の人数が多いほど、そして滞在期間が長いほど会員費の元を取りやすくなります。ガソリン価格が周辺のガソリンスタンドより安く設定されていることが多いのも、車移動が基本となるアメリカ生活では地味に大きなメリットです。
一方で「年会費を払うほど使うか分からない」という声もよくあります。まずは会員プランの違いと、元を取るための現実的な使い方から見ていきましょう。
会員プランの選び方:Gold StarとExecutiveの違い
コストコの個人会員には、基本の「Gold Star」と、年会費が高い代わりに購入額の一部が還元される「Executive」の2種類があります。目安は以下の通りです。
| プラン | 年会費目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| Gold Star | $65 | 基本の個人会員プラン。まずはここから始める駐在員が多い |
| Executive | $130 | 対象購入額の最大2%が翌年ポイントとして還元(上限あり)。年間の買い物額が多い家庭向け |
目安として、年間の買い物額が大きい家庭(外食を控えて食料品をまとめ買いする、ガソリンをよく入れるなど)であればExecutiveの還元額だけで差額の年会費$65分を回収できるケースもあります。まずはGold Starで1年ほど利用してみて、レシートの合計額を見ながらアップグレードを検討するのが無理のない進め方です。入会手続きや最新の年会費・特典は公式サイト(Costco.com)から確認できます。
会員費の元を取る買い方のコツ
コストコは「大容量だから安い」とは限らず、単価で比較すると割高な商品も混ざっています。元を取るための考え方は次の3つです。
- ガソリンを継続的に入れる:周辺スタンドより数十セント/ガロン安いことが多く、車移動の多い駐在生活では積み重ねで効果大
- 消費期限が長い日用品を中心にまとめ買い:紙製品・洗剤・冷凍食品など、傷みにくいものから始める
- Kirkland Signature(コストコPB)を積極的に使う:品質が安定しており、ブランド品より2〜3割安いことが多い
支払い方法の注意点:使えるクレジットカードはVisaのみ
アメリカのコストコ店舗では、クレジットカードはVisaブランドのみ利用可能です。Mastercard・American Expressは使えないので注意してください(デビットカード、コストコの商品券にあたるShop Card、現金・小切手はブランドを問わず利用できます)。手持ちのカードがAmex GoldやUS Bank Smartly Visa SignatureなどVisa以外の場合は、デビットカードを併用するか、コストコの発行するCostco Anywhere Visa Card by Citiの利用を検討すると支払いがスムーズです。
地味に強い「Costco Travel」の存在
コストコ会員であれば、旅行予約サービス「Costco Travel」も利用できます。レンタカー・ホテル・パッケージツアーなどを会員限定価格で予約できるサービスで、特にレンタカーは大手予約サイトより安く出ていることが多く、追加ドライバー登録料が無料になるなどの特典が付くプランもあります。国立公園や都市を巡るロードトリップの計画時には、通常のレンタカー予約サイトと合わせて価格を比較してみる価値があります。
日本への一時帰国・帰任時に知っておきたいこと
コストコの会員資格には満足保証制度があり、利用期間中いつでも会員費の返金を申し出ることができます。帰任が決まって会員を継続する必要がなくなった場合は、最寄りの店舗のメンバーシップカウンターで手続きが可能です。なお、コストコは日本にも店舗を展開しているため、一時帰国のタイミングで日本のコストコを利用したいという声もありますが、会員カードの国をまたいだ利用条件は変更される場合があるため、渡航前に最新情報を公式サイトやメンバーシップカウンターで確認しておくと安心です。
- まずはGold Star($65/年)から。買い物額が多ければExecutive($130/年)へ
- クレジットカードはVisaのみ利用可(デビット・現金・Shop Cardはブランド問わず可)
- ガソリン・Kirkland Signature・傷みにくい日用品から使い倒すのが元を取る近道
- レンタカーやホテル予約はCostco Travelも比較対象に入れる
- 帰任時は満足保証制度により会員費の返金申請が可能